背骨は24個の骨が積み重なって構成されていて、それぞれの間に椎間板と呼ばれるクッションが入っています。
椎間板は、外側1/3がコラーゲン繊維で編まれた壁(繊維輪)で、内側2/3がゼリー状の物質(髄核)で出来ています。
何らかの理由で外側の壁が破れて、中のゼリーが飛び出した状態を椎間板ヘルニアと言います。
典型的なパターンとして、鋭い腰痛から始まり、徐々に下肢(お尻、太もも、ふくらはぎ、足)の痛みやしびれ、筋力低下に移行します。
腰や下肢の痛みで悩む人が整形外科を受診すると、レントゲンやMRI検査をされて椎間板ヘルニアが発見され、『この椎間板ヘルニアが神経を圧迫して痛みやしびれが出ています。』、と言われるのが典型的なパターンです。
しかし、ある研究報告によると、健康な人の腰椎のMRI検査をした結果、被験者の76%に椎間板ヘルニアが発見され、85%に椎間板変性が見られたそうです。
これはどういうことかというと、椎間板ヘルニアは殆どの人が持っているもので、たまたま腰や下肢の痛みやしびれを訴える人の画像に映っていたというだけで、それが原因ではないということです。
当院では、椎間板ヘルニアと診断された人の症状の多くは、背骨を支える筋肉や臀部の筋肉の過緊張が原因と考えています。
痛みやしびれの程度と場所をじっくり伺って、原因となっている筋肉を特定し、お客様が痛みを感じない様に緩めるのが当院のアプローチです。
〒320-0011
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